感染症分子研究センターについて

感染症分子研究センターは、2018(平成30)年度の開設以来、高病原性鳥インフルエンザウイルスや食中毒原因菌を対象に、感染症の疫学および病原分子に関する研究を展開し、社会の負託に応えてきました。しかしこの間、国内では新型コロナウイルス変異株の度重なる出現やマダニ媒介感染症SFTSの急拡大など、感染症の脅威が増しています。

さらに、感染症による高齢者や基礎疾患患者の重症化の問題も顕在化しています。生活習慣(栄養・食生活、運動、喫煙など)の改善やストレス管理、運動機能向上や疾病の早期発見に資する技術の開発とエビデンスの構築は、加齢性疾患や生活習慣病の予防、そして、感染症による重症化の回避に有効です。

疾病や感染拡大を未然に防いで健康社会を実現するという社会的要請に応えるべく、センターでは、感染対策と予防医学の相互補完的な2部門を設置して、感染症学と予防医学の融合研究を行い、研究成果の社会実装を加速します。